国連総会2023 ネタニヤフのスピーチ
ニューヨークで開催されている国連総会の各国首脳スピーチ。
ネタニヤフ首相が右手にパネル、左手に赤いマーカーを持ち、こういった。
「かつて私はここで、同じように赤いマーカーを手に、イランの核開発の脅威を訴えた。しかし今日私は、新しい中東の平和を語る」

1947年に建国したイスラエルはちっぽけな国で、孤立していた。その後、エジプト、ヨルダンと和平を結び、ここ数年はアブラハム合意によって多くの近隣国と和平を確立した。
これが新しい中東の地図である。
ネタニヤフは、マーカーで線を引いた。インドからイスラエルを経由しヨーロッパへ。

9月9日のインドで開催されたG20で発表された「経済回廊」。
インドから海洋ルートで首長国に入り、そこから陸路でサウジアラビアを斜めに縦断し、ヨルダンを経由してイスラエルに入る、そして海路でヨーロッパにつなぐ。
これは物資だけではなく、資源などの運搬にも利用される。イスラエルは陸と海の両方の経由地となる。
ネタニヤフ首相が国連で提示した平和のビジョンは、これまでイラン核開発とイスラエルへの脅威に焦点を当てていた近年の国連総会での演説に本質的に取って代わるものであり、いわば生存から繁栄の約束への180度の変化である。
サウジとはまだ国交正常化の和平を締結していないが、時間の問題であり、既にイスラエル離発着の航路としてサウジ領空を飛ぶことは許されている。完全正常化には時間がかかるとはいえ、経済的国交なら確実に実現する。
アブラハム合意からちょうど4年。合意は現在進行形である。
無能な烏合の衆の左翼政権ではいっさい何も動かなかった中東開発と和平が、ネタニヤフになって一気に動いた。これがネタニヤフの力だ。
これで「ネタニヤフ、辞任しろ」って、左翼はいったいなにを目指しているのだろう。
一方そのころガザでは・・・
燃焼物を付けた風船を、イスラエル領内に向けて飛ばす。

イスラエル領内に火事を起こして、大はしゃぎ。

そりゃ、サウジも見限るでしょうよ。

・アブラハム合意
イスラエル 日本人 キブツ